真砂地区の地域づくりの基軸である、農業から地域の元気づくりに取り組んでいくための活動として、平成23年度から「食育活動」の取り組みを始め、今年で６年になる。
主体事業は <高齢者による野菜の集出荷>である。
市内の４つの保育所に、給食食材として真砂の “安心安全で旬な野菜” を、５０戸（月１０~１５戸）の生産者で週二回供給しており、子供たちの健康づくりへの貢献はもとより、生産者の元気づくり・生きがいづくりに、また小さな経済力の向上に大いに役立っている。
今では市内の大型ローカルスーパーでの販売も行っているが、「生産力が少ない」「高齢化により後継者がいない」「栽培農地の確保が難しい」などの理由から欠品が相次いでおり、この点を解消することが食育活動のさらなる発展を目指すための大きな課題となる。しかしながら、「つくった製品に販売先がある」ということは、生産者にとって大きな励みとなっている。
”とにかくやってみようや、やってみなくちゃ分からないよ”を合言葉に、真砂の地域づくりの基軸は「食育活動」の自覚を強く持って、住民全員で前に向かって進んでいきたい。
