こんにちは、よしながと申します。
夏のさかりに真砂を訪れるようになって4年になりました。家族3人で2週間滞在するとなれば、いわば「プチ移住」と呼んでもいいのかも。日頃大阪に暮らすわたしたちが、なぜこんな風に真砂にお邪魔しているのかを少しお話したいと思い、この場をお借りすることにしました。しばしお付き合いくださいませ。
そもそもの始まりは、2016年の春先に自宅で広報を見ていた時のこと。「大阪と益田市結ぶ空の便、市民へ運賃助成」という気にふと目が止まり、そういえば元同僚がUターンした先は益田市ではなかったか。久しぶりに連絡を取ってみて、あれよあれよと益田行きが決まりました。宮ヶ島の衣毘須神社から夕陽が落ちる荒磯館、裏匹見峡での沢遊びまでたっぷりと連れ回していただいて「これ、全部益田市」と言われて驚くばかり。観光客として楽しく二泊三日を過ごしました。
そして3日目に、「いま古民家を改修していてここに引っ越すんだ」と連れて行ってもらったのが真砂でした。正直、ずいぶん奥まったところに住むことにしたんだなと思ったけれど、真砂保育園に行ってみてその疑問はぱっと消えました。芝生の園庭に大きなイチョウ、そしてまいにちまいにち園の外に出て、自然にふれ地域の人にふれて遊んでいるということ。突然訪れた私たちに対し、先生もこどもたちもおおらかに相手をしてくれて、「来年は預けにきてもいいですか?」とその場でお願いをしたら、「もちろんどうぞ!」と返してくれたのもまた嬉しく。
大阪の自宅に帰って早々、夫に「来年は益田にちょっと長く、家族で行きたいんだけど」と相談をしたのでした。
(つづく)