中学生の標語看板の前で立ち止まるひのっきーこと檜谷邦茂さん。
左手には公民館や学校がある中心部への道が続く。
「ここをカクっと曲がるとなんか真砂に着いたって思うのよねえ。」
この一本道の角を曲がり、真砂に通い続けて十年ほどが経つ。
お昼ごろに公民館に着いて益田のスーパーで買ってきた弁当を食べてから、
何かあるだろうと真砂の人々に会いに行く。
「用事があってもなくても変わらず真砂にいくんだよ」
もうすぐこの道の右手には人々が長年待ち望んだトンネルが開通する。
「トンネルの方を通るじゃろうけども。まあこの道使わなくなるのが寂しくないわけではない」。
※2016.9 笹波トンネル開通