子どもたちに案内されたのは、玄関横のドアが開きっぱなしの部屋。
奥の整えられた机には、手書きで『校長先生』と書かれた三角名札が置かれている。
「とりあえず」で先生になった真砂小学校校長の森山斉さん。
「そしたら子どもがポカーッって伸びてくるのが楽しくてね」
校長室を気軽に立ち寄ってもらえるような場所にしたいと願う校長先生。
窓からは校庭でサッカーをする元気な生徒が見える。
「いつでも遊びにきてーって言っているんですがね」
校長先生はそう言って、本棚からお絵かき道具やパペット人形を出してくれた。